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Entries from 2021-09-01 to 1 month

予備H29民法【解答例】 94②・110類推、原賃貸借の合意解除後の転貸借

親ガメ(賃貸借)が合意解除された後の子ガメ(転貸借)の問題、みんな気になると思うのに、改正民法でも明文がないのはなぜなんでしょう?不思議です、、。 第1 設問1 Cは、Aに対し、所有権に基づく妨害排除請求権としての本件登記抹消登記手続請求をすると…

司法試験H29刑事訴訟法 解答例

第1 設問1 1 Qらが甲方の窓のガラスを割って解錠した行為は適法か。 ここで、捜索・差押えの目的を達成するために必要かつ相当な処分は「必要な処分」(222条1項、111条1項)として許容される。 本件をみると、覚醒剤は水に流すなどして証拠隠滅が容易なもの…

事例演習刑事訴訟法【設問27】弾劾証拠 解答例

第1(1) 検察官は、甲の公判廷供述の証明力を争うため、乙の供述録取書の取調べを請求している。そこで、乙の供述録取書は、弾劾証拠として、328条により証拠能力が認められないか。乙の供述録取書は他者矛盾供述に当たるところ、328条によって許容される証…

事例演習刑事訴訟法【設問5】 一罪一逮捕一勾留 解答例

第1 前段 1 Xは、既に、A事実につき常習傷害罪により逮捕拘留されているところ、常習一罪の一部をなすB事実について逮捕勾留することは、一罪一逮捕一勾留の原則に反しないか。 (1)一罪一逮捕一勾留の原則とは、同一の被疑事実について数個の逮捕・勾留を…

司法試験H24刑事訴訟法 解答例

第1 設問1 1 捜査①について Kは、T株式会社の事務所に運び込まれた乙宛の荷物を、乙の承諾なく開封している。荷物の開封は、捜索として強制処分にあたるところ、甲に対する捜索差押許可状の効力が及んでいなければ、かかる捜索は違法となる。 (1)まず、捜…

事例演習刑事訴訟法【設問11】解答例 おとり捜査

警察官Kは、SをしてXに対して覚せい剤の注文をさせ、Xが覚せい剤を所持してホテルに現れたところを現行犯逮捕している。かかる捜査手法は、いわゆるおとり捜査として違法ではないか。 1 まず、上記捜査は強制処分にあたるか。 「強制の処分」(197条1項但書)…

事例演習刑事訴訟法【設問9】解答例

Kは、捜索差押許可状のないまま、X方の捜索を実施し(以下、「本件捜索」という。)、天秤等を差し押さえている(以下、「本件差押え」という)が、捜索・差押えにあたっては、原則として、捜索差押許可状(憲法35条、218条1項)が必要である。そこで、本件…